2016年04月06日

久しぶりのシステム開発(その4)

便利なアクセスですが、弱点もあります。エクセルなどでは元から全然対応できないことですが、複数のPCから同時に使用する場合の制約です。
当然データ部分をサーバー上に置き、プログラム(クエリ*1、フォーム*2、VBA)はクライアント上に置くのですが、同時使用可能なPCの台数は5台程度が限度なようです。
またプログラム部分がクライアント側で稼働するため、クライアントPCとサーバー間の通信料が膨大になります。高速にデータエントリをするには無線LANではレスポンスが悪く、有線LANが必要となります。

アクセス2010まではかなり容易にマイクロソフトSQLサーバー*3へ上位変換できたようですが、今回採用した2013では誠に残念ながらこと機能は割愛されてしまいました。
代わりにWeb対応アプリがあるようですが、機能はかなり不足なようです。通常のSQLサーバーやオラクルなどではプログラム処理もサーバー側で行われるので、通信量も少なく、かつ端末やファイル制御も充実しているので、これらと比較すると大型トレーラと軽トラックのような差があります。

サーバーはPCではなく、USBメモリーを使用しました。バッファローのルータに簡易NAS*4としてUSBメモリーを使用可能なので、それを使用しています。これをここではNAS−USBと呼ぶことにします。

最初はそのNAS−USBとの通信が度々遮断され、困りました。
パソコン3台とプリンタ2台、コピー機、電話機、ルータ、回線終端装置等それぞれの電源線と通信回線が重度のスパゲッティ状態になっておりました。
おそらくこれで電磁誘導により盛大にノイズを発生し、通信トラブルを引き起こしている原因だろうと考え、先方の担当者とともにほこりまみれになりながら、電源線と通信線を分離・隔離したら全く安定状態になりました。
まるで嵐の海から鏡の海になった感じです。
先方のお話しによると電話も従来はノイズがひどく困っていたが、全くノイズがなくなったとのことでした。ものすごい蛸足配線も同時に解消させました。

(ご参考)
*1 クエリ:RDBを検索する機能。通常はSQLをしこしこ記述して行うがアクセスではGUIで容易に設定できる。

*2 フォーム:アクセスで画面を設定する機能。アクセスではこれもGUIで容易に設定できる。詳細な挙動を設定する場合はVBAで機能を追加する。

*3 マイクロソフトSQLサーバー:多数のPCから同時に使用可能なRDB。無償版もあるが機能制限があるために、実用面で有償版が必要。

*4  NAS:Network Attached Storage。ネットワークのルータにUSBメモリーやUSB接続ハードディスクを直接接続し、各PCからサーバーとして直接アクセスできる外部記憶装置。
posted by ビールとワン at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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