2016年04月10日

久しぶりのシステム開発(その5=最終回です)

先方の素晴らしいご協力もあり、システム開発は順調に進んでまいりました。11月末に予定通り単体テスト(システムサイド範囲内でのテスト)は完了いたしました。

総合テスト(実業務とシステムの結合連携テスト)を12月から行い、1月から本番を行う予定でしたが、事情があり12月からいきなり本番を行うこととなりました。事情とは、1月の処理はある特別な処理が加わるために、12月の比較的シンプルな処理でまず最初の本番を向かえた方が良いというものでした。

業務の進め方が従来と全く異なる面があり、最初は多少の混乱はありましたが何とか無事に12月処理を完了することができました。

12月の本番をレビューした結果、業務手順面で一部を見直す必要が出現しました。
書道作品の出品受付をPC入力で行った後に、審査票を紙で出力し、そこに審査員が審査結果を手書きし、それをOCR*1でアクセスへ自動読み込みする方式でした。出品作品数は約5千件です。

しかし実際は受付漏れや入力誤り等が多発し、それを確認訂正するまで審査票を発行できない。つまり護送船団方式みたいな業務遅延が多少発生しました。
そこで審査票を発行することは止め、審査結果を直接PCへ入力する方式とし、審査者から審査結果の伝達方式も改善しました。巷によくあるペーパーレスです、今更ながらペーパーの弊害を再認識してしまいました。

そのほかにも先方担当者と共に、システムと業務の細部を約100か所程度調整改訂しました。これにより、1月、2月の処理はとても業務処理がスムーズになりました。
その結果、2月末に予定通りの納期と価格にてシステムを納品させていただくことができました。

従来は徹夜に近い状態で何時間もかかっていた処理が2分位で完成するためとても喜んでいただけました。更に受付情報の変更、審査結果の変更が発生した場合は従来は再度数時間かかっていた処理でも、2分で処理が完了するため更におおいに喜んでいただけました。「このシステムは宝」と言っていただけました、嬉しい限りです。

今回のシステムは規模的に微小なものとはいえ、スケジュール通りに推進できたこと、先方の方々に大変喜んでいただけたことは老兵にとり極めて嬉しいものでした。

成功要因の大きなポイントは先方の担当者が業務を知り尽くしていたこと、また担当者御自身で従来エクセルで苦労して対応されていたことによる、新システムへの理解がとても早いことでした。
もし新システムを理解できる人材がなければ、今後の運用も含めてかなり厳しい状態になることが想像されます。
先方の担当者以外の方々も、皆さま前向きで素晴らしい方々ばかりでした。私自身、先方の事務所へ通うのがとても楽しく有意義な半年でした。

謹んで今回の書道会「日本書蒼院」の方々に大いに感謝させていただきます。

以上で「久しぶりのシステム開発」を終了させていただきます、お読み頂き誠にありがとうございました。

(参考)
*1 OCR:Optical Character Reader。紙に書かれた文字を読み取り、PCへ読み込む装置。
posted by ビールとワン at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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